女子日本代表で18年平昌五輪女子銅メダルのロコ・ソラーレが、エストニアに9-2で大勝して通算6勝1敗とし、残り1試合を残して単独首位をキープした。

【ロコ・ソラーレ】勝てば北京五輪出場!大一番トルコ戦/ライブ速報>

同じ時間帯に行われた別の試合では、1位通過の可能性がある3位スコットランドがラトビアを9-5で下したため、日本の五輪出場枠確定は持ち越しとなった。1位チームは五輪枠を獲得し、2~4位は残り2枠を懸けたプレーオフに進む。

ロコ・ソラーレは第2エンドに大量3点を先取。4-1の第5エンドには、不利とされる先攻で2点を奪ってさらに突き放した。前半を終えた時点でサードの吉田知那美がショット成功率98パーセントをマークし、いい形を作ってスキップの藤沢五月につなげた。

後半も後攻時に複数点を挙げるなど得点を重ね、第7エンドにこの日2度目の3点を挙げたところで相手が負けを認めた。試合開始からわずか2時間足らずで決着した。

リードの吉田夕梨花は、「朝の試合(韓国戦)とは違ったアイスコンディション。同じ状態が2度とやってこないような難しいアイスだが、フレッシュな気持ちで毎試合臨めている」とうなずいた。

1次リーグ最終日となる16日は日本時間午後10時から、ここまで2勝5敗のトルコと対戦。日本が勝てば無条件で北京五輪出場が決まる。吉田夕は「勝ち負けや勝率を考えずに、ただ自分たちがやりたいカーリングをやれれば」と自然体を強調した。

日本が敗れた場合は、勝率で並んだ相手との直接対決の成績などで順位を決める。日本はすでにプレーオフ進出圏内となる4位以上に入ることが確定している。

◆北京五輪最終予選メモ 男女各9チームが出場し、残り3つの五輪出場枠獲得を目指す。総当たり方式で16日まで1次リーグを実施し、まずは1位チームが出場権を獲得。17日に2位チームと3位チームが対戦し、勝った方が2枚目の切符を手にできる。負けた方は最後の1枚の切符を懸けて、翌18日に4位チームと対戦する。