女子日本代表で18年平昌オリンピック(五輪)女子銅メダルのロコ・ソラーレが、来年の北京五輪出場を決めた。プレーオフで韓国に8-5で勝利。チームとしては2大会連続、日本女子としては98年長野五輪から7大会連続の出場となった。

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平昌五輪後の、ここまでの道のりを振り返る。

▽2018年

平昌五輪ではLS北見の名称で日本カーリング界初の銅メダルを獲得。同年秋、一般社団法人化したことを受けてチーム登録名称をロコ・ソラーレに統一。同年12月には、試合中に飛び交う掛け声の「そだねー」が「新語・流行語大賞」に選ばれた。直後に初のW杯優勝を遂げる。

▽2019年

2月の日本選手権では、決勝で中部電力に敗れ準優勝。2年ぶりに出場した12月のワールド・カーリング・ツアー(WCT)軽井沢国際選手権では準優勝。

▽2020年

2月の日本選手権では、決勝で中部電力を破って4年ぶり2度目の優勝を飾る。同月3日付のWCTランキングで4位となり、アジア勢過去最高順位を更新。日本代表として出場予定だった3月の世界選手権は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催中止に。その後の国際大会も相次いで中止となる。秋に新体制が発表され、石崎琴美の加入が正式に決まる。

▽2021年

2月の日本選手権は決勝では北海道銀行に6-7で敗れて準優勝。連覇すれば北京五輪へ向けた日本代表となるはずだったが持ち越しとなる。9月の日本代表決定戦で北海道銀行と再戦。2連敗後の3連勝を飾って日本代表の座をたぐり寄せた。秋からカナダで4つの大会に参加し、11月のレットディア・クラシックで優勝。12月の北京五輪最終予選で、2大会連続となる五輪出場を決める。

◆ロコ・ソラーレ チーム青森で06年トリノ五輪で7位、10年バンクーバー五輪も8位入賞の本橋麻里が10年8月、出身地で競技が盛んな北見市(旧常呂町)にLS北見として創設。14年に吉田知、15年に藤沢が加入して現メンバー体制になると、18年平

昌五輪銅メダル獲得。同年10月の一般社団法人化に伴いロコ・ソラーレに登録名称を変更。チーム名は「太陽の常呂っ子」を意味する造語。