聖和学園(宮城)は安城学園(愛知)に59-80と終盤突き放され、力負けした。

第2Qから高橋柊(3年)がチームにエンジンをかけた。第1Qを12-24で終えたが、第2Qに高橋が落ち着いてゲームメーク。21得点を奪い33-37と4点差まで詰めて、前半を折り返した。第3Qは2本のフリースローと3点シュートの連続得点で38-37と逆転。一進一退の攻防で52-53とさらに点差を縮めた。

しかし、最終Qで失速。ディフェンスリバウンドがなかなか奪えず、相手の勢いにのまれた。高橋は「ディフェンスとルーズボールが大事だと感じました。1、2年生には次の全国までにその部分の強化をして、スピードを使ったバスケができるように頑張ってほしいです」と下級生に期待を込めた。15人中9人が1、2年生と下級生主体のチームは、この経験を生かして次の全国を見据える。

◆テレビ放送 男子決勝は12月29日午後1時からテレビ朝日系地上波で、女子決勝は12月28日正午からBS朝日でともに生放送。