大会3連覇を目指す桜花学園(愛知)が、100点ゲームでベスト8進出を決めた。明秀学園日立(茨城)相手に序盤から主導権を握り、前半で50-20と大差をつけ余裕の試合運びだったが、最終第4Qは31-32とリードを許した。

後半から守備のリズムが悪くなり、次々と相手に得点を許し、点の取り合いとなった。大差で勝ちはしたが、長門明日香アシスタントコーチは「ディフェンスが崩れて相手にやられた。そこを修正していかないと、明日(明星学園戦)は留学生も入ってくるし、チームディフェンスの約束事をもう1度徹底したい」と気を引き締めた。

主将でセンターを担う185センチの朝比奈あずさは、この日はなかなかシュートが入らず10得点に終わったが「明日は自分がしっかり留学生に対して嫌がられるプレーができるか。外国人には負けたくないんで」と気合を入れ直した。東京五輪で銀メダルを獲得した日本代表の主将で桜花学園の先輩でもある高田真希(デンソー)を尊敬している。「(自分と同じ)ポストの位置で世界と戦っているのを見て刺激になった」。留学生を擁する難敵との戦いに勝って、3連覇に弾みをつける。

◆テレビ放送 男子決勝は29日午後1時からテレビ朝日系地上波で、女子決勝は28日正午からBS朝日でともに生放送。