ベルテックス静岡の連勝が「3」で止まった。岩手ビッグブルズに60-71で敗れ、ホームでの年内最終戦を白星で飾れなかった。第2クオーター(Q)に33失点。第3Qに21得点を奪ったが、逆転できなかった。ファクンド・ミュラー監督(48)は「選手は力を尽くしたが、残念」と唇をかんだ。

第2Qについては「相手ガードに対する守備がうまくいかず、1対1も抜かれた」と振り返った。攻撃も振るわず、野投成功率は30%。相手の約47%を下回った。指揮官は「特に3点シュートと自投がダメだった」と厳しかった。

ガード吉田健太郎(26)はチーム最多の4アシストを稼いだが、「積極的な守備ができず、試合中に修正もできなかった」と反省。リーグ順位を4位から5位に下げ、首位とのゲーム差は「4」に広がった。今季優勝と来季B2昇格を果たすためにも、連敗はできない。吉田は「最後に勝ちきる力が必要」と課題を挙げた。【倉橋徹也】