京都精華学園(京都)がインターハイ2位の大阪薫英女学院(大阪)を破り、初の決勝進出を果たした。

【スコア速報】ウインターカップ2021>

イソジェ・ウチェ(2年)、ディマロ・ジェシカ(1年)という188センチの強力な留学生コンビを擁し、インターハイでは創部以来初の3位と躍進したチームは、ウインターカップでも実力を発揮。この日は、中を警戒する相手に、瀬川心暖主将(3年)が出だしの3点シュートを決めるなど、中と外を自在に使った攻撃で、前半を44-28で折り返した。終盤の第4Qに一時6点差まで攻められたが、最後まで強気の攻めを貫き、86-80で逃げ切った。

初の決勝進出を決めた山本綱義監督(71)は「近畿でいつも対戦しているチームでものすごくやりにくい。随分分析したが、公式戦で大舞台ということもあり、計算以上のものが出てきてあたふたした。何とか勝たせていただいた経験はすごく大きな財産になる」と喜んだ。

ポイントゲッターのイゾジェの28得点に次ぐ17得点を挙げた瀬川主将は「留学生がマークされる分、アウトサイドからしっかり決められた。今まで来られなかった舞台に来られてうれしい」と話した。

決勝の相手は、インターハイ準決勝で63-66と3点差で敗れた桜花学園。瀬川主将は「今年のチームはいままでとは違う。全員が自信に満ちあふれていて、気持ちの面では桜花に負けない」と初決勝、初優勝へ意気込んだ。

◆テレビ放送 男子決勝は12月29日午後1時からテレビ朝日系地上波で、女子決勝は12月28日正午からBS朝日でともに生放送。