福岡大大濠(福岡)が正智深谷(埼玉)を96-53で下し、ベスト4進出を決めた。

1回戦開志国際(新潟)、3回戦インターハイ王者中部大第一(愛知)と強豪と撃破し、この試合は状況を見ながら主力を休ませるタイムシェアで臨んだ。第1Qは190センチのガード泉登翔(3年)が積極的に3点シュートをねらい3本を決めるなど、27-19とリード。さらに第2Q以降も厳しい守備から速いパス回し、走るバスケットでどこからでも得点し、点差を広げていった。最終第4Qでは、控えや1年生中心のメンバーを組むなど、余裕の試合運びと準決勝に向けた準備をこなして試合を終えた。

片峯聡太監督(33)は「多少のミスは覚悟の上でタイムシェアをやったが、少しでも(主力を)休ませることができた。明日につながる試合ができた」と満足そうに話した。チーム最多の18得点を挙げた泉は「最初から3点シュートを狙っていこうと思っていた。去年、この大会で東山に負けてから3年生がチームを引っ張っていこうと話し合った。この1年積み上げてきたものをいい形にして決勝で完成させたい。明日も決勝のつもりで戦います」と話していた。

 

◆テレビ放送 男子決勝は12月29日午後1時からテレビ朝日系地上波で、女子決勝は12月28日正午からBS朝日でともに生放送。