福岡大大濠(福岡)が昨年の覇者仙台大明成(宮城)に逆転勝ちで19年以来2年ぶりの決勝進出を果たした。

【高校バスケスコア速報】

第2Qの途中には最大16点差まで離されたが、U-19日本代表の岩下准平(3年)の3点シュートや、オールコートゾーンプレスなどで盛り返し、前半終了時点で43-43と同点。第3Qで逆転に成功すると、追いすがる相手に追いつくスキを与えず、最後は8点差をつけて振り切った。エース岩下は9本の3点シュートを成功させるなど、38点の大活躍。フォワードの湧川颯斗(2年)も24点と勝利に貢献した。

片峯聡太監督(33)は「うちのリードや同点、ビハインドと3つのプランを用意して臨んだ。岩下の自信あるプレーが湧川や(10得点の)川島に伝わり、チームがうまく循環するために自分の仕事に徹してくれた」とエースの頑張りをたたえた。

岩下は「U-19で世界の大きい相手とやって、自分の強さの3点シュートをしっかり狙っていけたらいいと思っていた。今日のように点を取れて成長を感じています」と手応えを口にした。決勝へ向けては「明日は相手は3点シュートを抑えに来ると思うが、大濠のいいところは全員がリングにドライブするところなので、それができれば。優勝を目標にここに来ているので、優勝したい」と話していた。

◆テレビ放送 男子決勝は29日午後1時からテレビ朝日系地上波で生放送。