全日本空手道連盟は30日、アジア選手権(カザフスタン)に参加した日本選手団のうち8人に新型コロナウイルスのオミクロン株への感染が認められたと発表した。スポーツ界で同変異株への感染が明らかになるのは初めてとみられる。

同選手団は帰国時に空港で行われたPCR検査で、選手10人とスタッフ1人の計11人に新型コロナウイルスの陽性反応が出ていた。残る3人については、オミクロン株への感染疑いか、その可能性があるとの通知を関係当局から受けたという。

また、空港検査とは異なるその後の自主検査で陽性反応が出た4人については、現時点でオミクロン株への感染状況の通知がないとした。

今月20~22日に開催されたアジア選手権に、日本からは選手19人、スタッフ9人の総勢28人が参加。男子形で東京五輪金メダルの喜友名諒(劉衛流龍鳳会)が5連覇を果たすなど、日本勢が活躍した。感染者の氏名は公表されていない。