初の決勝進出を目指した京産大(関西1位)が、4強で散った。

2年生フランカーの三木が、魂のこもった守備で何度もピンチを防いだ。

前半33分、自陣ゴール前5メートルで体を張って相手の反則を誘った。同校OBの父康司さんも90年度準決勝で国立に立ち明大に敗戦。慶大進学を断念して父の夢を追い続けるタックルの職人は「帝京にも通用することが分かった。来年、さらに飛躍する可能性を感じました」と悔しさで唇を震わせた。