仙台89ERSがアースフレンズ東京Zを91-75で下し、新年最初のホーム戦を連勝で飾った。神里和(26)が両軍最多8つのアシストでチームを生かし、1119人のブースターを沸かせた。

PG渡辺翔太(23)がけがで離脱している中、PG神里、月野雅人(33)のゲームメークが光った。神里は8アシストに加え、4本の3点シュート(3P)を沈め、MVPに選出。「昨日と比べてミスがなく、シュートも思いっきり打っていけたのが良かったと思います」。

第1Qは21-19とわずか2点のリード。だが第2Q残り8分、神里が深い位置から3Pを決めると、寒竹隼人(35)、神里と3連続で3Pを沈め、相手を一気に突き放した。結局このQは計5本の3Pを決め、前半を47-30と17点差。最後までそのリードを守り切った。藤田弘輝ヘッドコーチ(HC=35)は「チームが大きく崩れることなくできているのは、紛れもなく(神里)和と月野のおかげだと思います」と評価した。

前半30試合を終えて20勝10敗。藤田HCは「けが人がいる中、30試合よくここまで戦ったと思います。しっかり体調管理をして、残りの30試合もB2優勝に向けて戦いたいと思います」と総括した。仙台は虎視眈々(たんたん)と悲願のB2優勝、B1昇格を狙っていく。【濱本神威】