ショートプログラム(SP)4位と出遅れた21年世界選手権優勝のアンナ・シェルバコワ(17=ロシア)が貫禄の演技で巻き返し、2位に食い込んだ。

フリー今季自己最高の168・37点を記録し、合計237・42点。冒頭で大技の4回転フリップを着氷させて3・14点の加点を導くと、演技後半にはルッツ-ループの連続3回転を組み込み、大きなミスなく演じきった。

演技後は頭を抱えて感情を表現。完成度の高い演技で昨季の世界女王が意地を見せた。得点発表を待つ「キス・アンド・クライ」では笑顔を見せた。