ショートプログラム(SP)首位の三原舞依(22=シスメックス)が17年以来、5年ぶり2度目の優勝を飾った。日本勢は新型コロナウイルスの影響で中止となった21年大会を除き、6連覇(16年宮原知子、17年三原、18年坂本花織、19~20年紀平梨花)となった。

三原はフリー145・41点を記録し、合計218・03点。冒頭のルッツ-トーループの連続3回転から、7つのジャンプを大きなミスなく着氷させた。演技を終えると、立ち上がる観衆に向かい、深々と頭を下げた。優勝が決まった瞬間は涙で喜びを表現した。

「本当にショート(SP)の時以上に緊張がすごくて、始まる前から涙をこらえていました。4大陸に向けて日本代表として選んでいただいたことをうれしく思って、恥じない演技をショート、フリーともにそろえたい気持ちが強かった。こうやって滑り切れて、観客の皆様、応援してくださる方々のお陰で、ここまでこられたと思っています」

21年12月の全日本選手権では4位となり、選考対象となった3枠の北京五輪代表入りを逃していた。今大会は欧州以外の国・地域(アメリカ、アジア、オセアニア、アフリカの4大陸)が参加する主要国際大会。三原は4回目の出場で優勝2度、2位と3位が1度となり、全てで表彰台に立っている。