5月に福岡市で開催が予定される水泳の世界選手権について、国際水泳連盟が来夏への延期で最終調整していることが22日、分かった。

競泳の北島康介杯はこの日、東京辰巳国際水泳場で第2日が行われた。世界選手権延期が検討されていることに、有力選手たちがさまざまな反応を示した。

東京オリンピック(五輪)女子個人メドレー2冠の大橋悠依(26=イトマン東進)は仮に大会が延期となれば「調整が大変になると思う」と率直な感想を述べた上で「いつ開催されても良いように、万全でいけるよう準備したい」と答えた。

経験豊富な入江陵介(31=イトマン東進)は「準備してきたので、複雑な思いはありますが、大会に向けて頑張ることは変わりません」。東京五輪銀メダルの本多灯(20=アリーナつきみ野SC)は「(大会が)なくても、あっても関係ない」ときっぱり。2年後となったパリ大会で金メダルを目指す上で「やれることをしっかりやっていくだけ」と冷静に受け止めた。