少年女子は世界ジュニア選手権代表の住吉りをん(18=東京・駒場学園高)が、今月21日まで行われた全国高校選手権(インターハイ)に続き優勝を果たした。

63・76点でショートプログラム(SP)首位発進し、迎えたフリーも全体2位の109・82点。合計173・58点で2位の千葉百音(16=宮城・東北高)に約1点差で辛勝した。

冒頭、成功を目指す4回転トーループに果敢に挑んだが転倒。それでも、気持ちを切らさず、続くルッツ-トーループの連続3回転ジャンプなどを丁寧に決めた。後半にバタつく場面もあったが、粘りきった。

住吉は演技後、感想を聞かれると「ものすごく悔しい結果になった」と即答。「体力が切れるのと一緒に集中力が切れる。前から言っていることですが…」と唇をかんだ。

3月には世界ジュニア選手権が控える。「4回転で失敗した直後は気持ちを切り替えられたことは評価したい」と収穫があったことも明かし、「4回転の成功はもちろんですが、それ以外のところでも集中が続くように。そこを見直して行きたい」と力を込めた。

住吉は、奥野友莉菜(14=東京・原宿外苑中)とともに東京勢の都道府県別成績で優勝も果たした。

2位は千葉で172・42点、3位は江川マリア(福岡・香椎女子)で165・70点、4位は奥野で158・73点、5位は清水咲衣(16=大阪・ルネサンス大阪高)で152・62点、6位は横井きな結(17=愛知・中京大中京高)で139・44点だった。