大学生ペアが逆転勝ちで初優勝を飾った。宇田幸矢(20)、戸上隼輔(20=ともに明大)組が、決勝で張本智和(18=木下グループ)、森薗政崇(26=BOBSON)組を3-2で下した。

昨年11月の世界選手権で勝った張本、森薗組に序盤はペースを握られ、第1、第2ゲームを奪われた。後がなくなった第3ゲーム。ここから立て直した。「2人もレシーブミスが多かった」(戸上)ことから修正を図った。がけっぷちから。3ゲーム連取して逆転劇を演じ、宇田は「最初から苦しくて我慢しながら戦ったが、最後のところで自分たちの良さが出た」。シングルスとの2冠も視界が開けてきた戸上は「明日は2冠目指して頑張りたいです」と声を弾ませた。