女子で平野美宇(21=木下グループ)が優勝し、アジア大会(9月、中国・杭州)シングルス代表権を得た。決勝で木原美悠(エリートアカデミー)に4-0。平野とすでにシングルス代表権を得ていた早田ひな(日本生命)に加え、木原、伊藤美誠(スターツ)、佐藤瞳(ミキハウス)が団体切符をつかんだ。男子は優勝した吉村真晴(愛知ダイハツ)が張本智和(IMG)とシングルス、戸上隼輔(明大)、及川瑞貴(木下グループ)、松下大星(クローバー歯科カスピッズ)が団体で代表入りした。

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平野が新天地初戦で頂点に立った。石川佳純を倒すなど予選B組を3連勝で通過し、決勝では木原を圧倒。今月から木下グループ所属となり「厳しい戦いの中で優勝できてすごくうれしい」と笑顔を見せた。

アジア大会のシングルスは24年パリ五輪選考ポイントの対象となる。アジア大会は14歳だった8年前の仁川大会以来。当時は石川や、福原愛、平野早矢香、若宮三紗子と出場した。成長を示す舞台に向けて「前は若手枠みたいな感じだった。今回は実力で勝ち取れた。結果で(学びを)返せたらいいと思います」と誓った。