北京オリンピック(五輪)カーリング女子日本代表で銀メダルのロコ・ソラーレが再始動。五輪後初の大会として、カナダ・トロントで12日(日本時間13日)に開幕するプレーヤーズ選手権に臨む。

今大会はワールドツアー最高峰のグランドスラムと呼ばれるシリーズの1つで、世界チームランキング上位の強豪ばかりが出場。男女とも16チームによって争われる。ロコ・ソラーレの小野寺亮二コーチ(61)は、「世界でもトップレベルのチームだけが出られる大会に、ここ数年呼ばれている。そのことは誇れること」と名誉に感じている。

女子は世界チームランキングランキング5位のロコ・ソラーレのほか、同1位で北京五輪金メダルのイブ・ミュアヘッド(英国)が率いるチームや、同3位で北京五輪銅メダルのアンナ・ハッセルボリ(スウェーデン)のチームなどが大会主催者から招待を受けた。1カ国1チームしか出場できない五輪とは異なり、ランキング上位のカナダ勢が複数出場するなど、グランドスラムは五輪以上にハイレベルな争いと言っても大げさではない。

強豪がひしめく今大会。チームの目標を小野寺コーチに尋ねると、「やっぱり優勝したいんじゃ…ないかい?」と笑みを浮かべながら選手の気持ちを推察。そしてすぐに真顔に戻ると、こう続けた。

「あの子たちはきっと、優勝に飢えている」

北京五輪での最後の一戦について小野寺コーチは、「あそこで勝てなかったのは、決勝の舞台での場慣れが足りなかったかなと感じるところもある」と振り返る。そして長く指導してきた選手たちを「吸収力の高い子たち」と表現したうえで、「決勝での戦いをさらに何度も経験すれば、本当にトップになれる。まだまだ強くなれると見ています」

平昌五輪で銅メダル、北京五輪は銀メダル。成長と進化を重ねてきたロコ・ソラーレが、頂点へ向けて、新たな一歩を踏み出す。【奥岡幹浩】

◆プレーヤーズ選手権 ワールドツアー最高峰のグランドスラムと呼ばれるシリーズの1つで、男女とも世界チームランキング上位16チームが招待を受ける。辞退チームがあった場合は、同17位以降のチームが繰り上がりで出場資格を得る。賞金総額は17万5000カナダドル(約1740万円)。勝ち上がり段階で3度負けると敗退となる「トリプルノックアウト方式」が採用される。

◆北京五輪後のロコ・ソラーレ 帰国後の隔離期間や、つかの間のリフレッシュ期間を挟んで3月22日から氷上練習を開始。実戦感覚を取り戻すべく、男子チームとの練習試合を2回ほど消化してカナダに向かった。