日本選手権3連覇中のコンサドーレを先月末で退団した松村雄太(32)が、NHK-BSでの解説に出演。

中継の冒頭で「試合しているほうが簡単だなと思うぐらい緊張している」と口にした。

混合ダブルスでは、義理の妹にあたる吉田夕梨花(ロコ・ソラーレ)とのペアで昨年の日本選手権を優勝した。今後について聞かれると、「この競技に育ててもらったところがある。(カーリングから)まだ離れることはない」と明言。4人制に関しては「今決まっていることはほぼない」としつつも、「次のシーズンでも吉田夕梨花選手とミックスダブルスは続けようという話はしている。またアイスの上でプレーしている姿を見てもらえれば」と語った。

今大会で日本は松村の妹千秋(中部電力)と、元同僚の谷田康真(コンサドーレ)が出場。千秋は「氷の上以外で会う兄が新鮮。どういった解説をしてくれるのか、一視聴者として楽しみ」と話し、谷田は「ダブルスのことも勉強している元チームメートなので、面白く解説してくれると思う」と、松村のトークに期待していた。

◆カーリング混合ダブルス 男女1人ずつのペアで争う。8エンド制で行われ、各エンドにつき1チーム5回ずつストーンを投げ合う。1人目は1、5投目、2人目は2~4投目を担当。両チームがセンターライン上の所定の位置に1つずつストーンを置いた状態から始まる。後攻チームは1試合に1度、ストーンを置く位置を左右いずれかにずらして配置する「パワープレー」を選択可能で、複数点を取るチャンスが拡大する。五輪では18年平昌大会から採用されたが、日本は2大会連続で出場権を逃している。世界選手権は20チームが2組に分かれて1次リーグを実施。各組3位までが変則トーナメントに進む。