A組で日本代表の松村千秋(29=中部電力)と谷田康真(27=コンサドーレ)のペアは、世界ランキング2位で地元のスイスに8-6で競り勝ち、今大会初勝利を挙げた。通算1勝2敗。

世界ランキング12位の日本は、1-3の第4エンド(E)に一挙3点を挙げて逆転。その後は2度追い付かれたが、6-6の最終第8Eに2点を挙げて勝ち越した。

次戦は日本時間25日午後5時から、世界ランキング3位のノルウェーと対戦する。

初日はイタリアとエストニアに連敗を喫した日本だが、松村は「残りの試合も気持ちで負けずに戦います」とコメントし、谷田は「ここからは冷静な判断とがむしゃらなプレーを存分に発揮して、良い試合ができるように頑張ります」と巻き返しを誓っていた。

 

◆カーリング混合ダブルス 男女1人ずつのペアで争う。8エンド制で行われ、各エンドにつき1チーム5回ずつストーンを投げ合う。1人目は1、5投目、2人目は2~4投目を担当。両チームがセンターライン上の所定の位置に1つずつストーンを置いた状態から始まる。後攻チームは1試合に1度、ストーンを置く位置を左右いずれかにずらして配置する「パワープレー」を選択可能で、複数点を取るチャンスが拡大する。五輪では18年平昌大会から採用されたが、日本は2大会連続で出場権を逃している。

 

◆カーリング混合ダブルス世界選手権 20チームが2組に分かれて1次リーグを実施。日本はA組に入った。各組3位までが変則トーナメントに進む。決勝は30日。

 

◆今大会の日本代表選定 代表選考会となるはずだった3月の日本選手権が新型コロナウイルス感染拡大により中止に。そのため、昨年12月の北京冬季五輪最終予選出場などの実績が考慮され、松村と谷田のペアが出場することになった。