体操女子で12年ロンドン、16年リオデジャネイロ五輪代表の寺本明日香(26)が25日、所属するミキハウス本社(大阪・八尾市)で引退会見に臨み、第2の人生について語った。

会見は終始笑顔で、涙はなし。今後については「体操から離れちゃうと仕事ができない。でも社会勉強をしないといけないと思うんです。ぶっちゃけコンビニの店員をやってみたいです」と冗談交じりで明かした。

すると柔道男子で五輪3連覇した経歴を持ち、現在はミキハウスのGMを務める野村忠宏氏(47)が「ミキハウスの店長でもいいのでは…。たくさん人生経験を積んで欲しい」とアドバイス。

視野を広げつつ、今後は体操の指導者として五輪選手の育成に携わっていく方向だ。

寺本は「(幼少時代に)両親はフィギュアスケートをやらせたかったみたいです。体操だからこの小さな体で続けることができた。丈夫な体で生んでくれた両親には感謝しかありません」と話した。