バレーボール男子日本代表セッターの関田誠大(28=ルビン)が27日、ポーランドから羽田空港に帰国した。

昨年の東京オリンピック(五輪)を終えて、ポーランド1部のルビンに移籍した。チームはリーグ10位の成績に終わったが、初めての海外挑戦を振り返り「結果としてあまり良くなかったけど、上位のチームに勝ったり、内容的にも悪くない楽しいゲームもたくさんあって、僕にとっていい経験だった。通じるところと通じないところがあって、全力を出し切ることができた」と充実の表情を見せた。

昨年8月以来の日本。「暑いですね、日本。湿気が全然違いますね」と苦笑いを浮かべた。

関田は東京・東洋高から中大、パナソニックと進み、18年に堺入り。昨夏の東京五輪では、日本男子29年ぶりとなる準々決勝進出に貢献した。

今季は8月下旬から世界選手権が控えており、関田も5月上旬から代表に合流する。「休みはないんですけど、リラックスしたい。時差ぼけもあるので、コンディションを整えたい」。

代表の登録メンバーは主将の石川祐希(ミラノ)や西田有志(バレンティア)、高橋藍(日体大)ら35人が選ばれ、高校生を含めた15人が初選出された。

11月に29歳となる関田は「少しずつ僕が年を取って上にいっているので、あまり信じられない。受け継ぐというか、若い世代がどんどんうまくなってほしいし、(24年の)パリ五輪の次に向けても若い世代が頑張らないといけないので、コミュニケーション取りながら頑張っていきたい」と意気込んだ。【佐藤礼征】