大会第2日はチーム・テクニカルルーティン(TR)、デュエットTR、ソロフリールーティン(FR)が行われ、注目のデュエットTRでは、長野クの小林唄(うた、19=国士舘大2年)和田彩未(あみ、18=早大1年)組が3連覇した。和田はソロFRでも2連覇となった。

1日のソロTRで連覇を有力視されながら、規定要素にミスが出て5位に泣いた和田が実力を発揮した。息の合う小林とのデュエットTRでは芸術性、創造性に富んだ演技で83・9192点をマーク、2位の広田樹(いつき)橋本毬愛(まりあ)組(井村ク)に1・6784点差をつけた。和田は「昨日の悔しい思いを全て出し切ろうと思って泳いだ」。この日、最後まで楽しく泳ぎきれたことを喜ぶとともに「今年は表彰台があって優勝の実感がわいた」と笑顔を見せた。

和田はソロFRでは86・3667点の高得点に思わずニッコリ。「昨年が85点台だったので、86点に乗せられたのには自分の成長を実感できた。これからもっと90点に近づけたい。パリ五輪はレベルを上げてから考えたい」と今後のさらなる技術力向上を誓った。

チームTRには6月の世界選手権ブダペスト大会日本代表チーム、デュエットTRには同代表の吉田萌(26、ザ・クラブピア88)比嘉もえ(14=AS広島)組がオープン参加。参考記録ながら、日本代表は92・3630点、吉田萌・比嘉組は90・8857点と、それぞれ全体1位得点をマークした。

大会は新型コロナ感染防止のため、一般入場なしで開催されている。競技の模様は3日も日本水泳連盟ホームページでライブ配信される。

各競技の優勝と得点は次の通り。

◆チームTR=井村クAチーム(熊谷、広田樹、山田、広田憩、加藤、額田、三上、橋本)83・6708点

◆デュエットTR=小林唄・和田彩未(長野ク)83・9192点

◆ソロFR=和田彩未(長野ク)86・3667点

<主催>日本水泳連盟<主管>東京都水泳協会<後援>日刊スポーツ新聞社、上月財団<特別協賛>ヤクルト本社<協賛>GMOクリック証券、ブルボン、味の素、東京海上日動火災保険、東京海上日動あんしん生命保険、ニコン、ニップン、コーセー、日本航空、セイコーホールディングス、アシックスジャパン、ミズノ、デサントジャパン、オーエンス、サントリーフラワーズ、タキロンマテックス、バカラ パシフィック<協力>鈴乃屋