アルバルク東京(東地区3位)が島根スサノオマジック(西地区2位)にアウェーで91-57で大勝し、通算1勝1敗のタイとした。2戦先勝方式で、第3戦は16日に行われる。

A東京は第2クオーターで一気に流れに乗った。堅守が光り、このクオーターではわずか7失点。前半を45-27で折り返すと、後半さらにリードを広げた。

前日から復帰した身長2メートル11センチのカークが18得点6リバウンドで貢献。4月下旬に左足裏を痛めた影響で、歩くだけでも痛みを感じる状態が続いた。チーム練習から3週間離れたが、ぶっつけで臨んだ大一番で存在感を発揮。第3戦へ向け、「疲労でいっぱいだけれど、残っているエネルギーを全部出し切る」。気持ちをさらに奮い立たせた。

別会場では宇都宮と川崎がそれぞれ準決勝進出を決めた。

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〇…島根は初戦16得点のビュフォードが3得点に終わるなど、攻撃のカギとなる選手が相手から厳しいマークを受け続けた。ヘナレ監督は「誰か1人とか、どの局面とかではなく、チーム全体として修正していきたい」。今季最多だった前日をさらに上回る3635人の観衆は、一方的な展開となった後も最後まで大きな手拍子で選手を鼓舞した。勝っても負けても今季の本拠地最終戦となる第3戦で、初出場のチームは全力を尽くす。