カーリング日本選手権(22日開幕、北見市・アドヴィックス常呂カーリングホール)に出場する男子3連覇中のコンサドーレが19日、オンライン会見に応じた。

前スキップ松村雄太(32)が3月いっぱいで退団し、TM軽井沢入り。セカンド谷田康真(27)がスキップに入る新布陣で、4連覇を狙う。新司令塔の谷田は「大学(札幌学院大)3年ぐらいのころ以来か。6~7年ぶり。練習でも思ったほど緊張はしてしない。残された形に投げるだけ。臆せずしっかり投じたい」と意気込んだ。

4月にスイスで行われた混合ダブルス世界選手権には、松村千秋(29=中部電力)とともに出場。1次リーグ敗退も、世界ランク2位のスイスから勝利を挙げるなど、爪痕を残し戻ってきた。チームとしては昨年12月の五輪最終予選で敗れ北京五輪出場を逃しており「今季最後の大会でしっかり勝って(次回五輪の)ミラノへいいスタートが切れたら」と思い描いた。

谷田がスキップに変わることで、リザーブからセカンドに入る相田晃輔(23)は「谷田さんの背中を見て取り組んできた。学んできたことを生かし、僕なりに頑張りたい」。新たな力も加え、タイトル“防衛”を狙う。【永野高輔】