バレーボール女子Vリーグ1部のヴィクトリーナ姫路は30日、安保澄(きよし)GM(51)が監督に就任することを発表した。

姫路市内で会見した安保新監督は「ベスト5を目指します」と所信表明した。

21-22年シーズンは12チーム中11位に終わったことで「本来ならベスト4、優勝といった威勢のいい成績を述べるタイミングだと思いますが、現在の実力を把握した上で、下位から抜け出すにはまずは中位にいくこと。良いと思われることはどんなことでも取り入れていく」と意気込みを示した。

安保新監督は年代別の女子日本代表監督として、U23アジア選手権金メダル、U20世界選手権銅メダルなどの成績を残している。19年から姫路のGMとしてチーム強化に力を注いでいた。

チームは今月9日に中谷宏大監督の退任を発表しており、交代に踏み切った理由について橋本明社長は「実業団であれば(監督は)継続だが、プロのチームは結果が全て」と説明。同社長は「私も責任があるので、報酬の100%をカットする」と明かした。

この日は姫路市内で新体制を発表。真鍋政義監督率いる日本代表に復帰した宮部藍梨(23)らの加入が決まった。

16歳で代表入りした宮部は、金蘭会高から神戸親和女子大を経て進んだ米ミネソタ大で、女子年間優秀選手(2年制大学部門)に選出されている。