日本ラグビー協会は31日、6月3日から宮崎合宿に臨む日本代表34人を発表した。都内で会見に臨んだジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、52)は新主将にフッカー坂手淳史(28=埼玉)とSH流大(29=東京SG)を指名。23年W杯フランス大会へ「代表がどういうものか、彼らから伝えていくことが重要」と新たなステップを踏む。

今回のターゲットは7月2、9日に国内で臨む世界ランク2位のフランス戦。常連のWTB松島幸太朗(29=クレルモン)、SO松田力也(28=埼玉)らを故障で欠く一方、SOはリーグワン初代王者の埼玉から山沢拓也(27)、鹿児島大卒の中尾隼太(27=BL東京)、売り出し中の李承信(21=神戸)と有望株がそろった。W杯2大会連続出場中の田村優(33=横浜)は次点の代表候補34人入りとなり、ジョセフHCは「それぞれスキルが違う。選手層を厚くしたい」とアピールを求めた。【松本航】