東京オリンピック(五輪)で初採用された自転車BMXフリースタイル・パークのワールドカップ(W杯)で、今季開幕戦男子決勝(5月29日、仏モンペリエ)を95・30点で制した中村輪夢(20=ウイングアーク1st)が31日、関西国際空港に帰国した。東京五輪は無念の5位に終わったが、W杯で19年シーズンの最終戦以来、2度目の優勝を遂げた。

W杯は新型コロナウイルスの影響で20、21年に開催されず、中村はW杯で2連勝となった。五輪金メダルのローガン・マーティン(オーストラリア)が94・50点で2位だった。

中村は「7位まで90点以上の一番ハイレベルな戦いだった。その大会に勝てたことは自信になる」と話し、「(メダル確実と言われた東京五輪に敗れ)悔しさはまだある。このまま終われないので、(24年の)パリにつなげたい」と意気込みを語った。