前回覇者の瀬戸大也(28=TEAM DAIYA)は6レーンで4分11秒93の6位だった。7レーンの本多灯は4分12秒20の7位。

4度目の優勝を目指した瀬戸は予選全体4位で決勝に臨んだが、世界記録ペースで進んだ先行勢についていけなかった。終わってみれば予選から1秒42タイムを落としてのフィニュッシュ。「うまく泳げなかった。でもこれがいまの現状」と負けを受け入れた。

今春から、東海大の加藤健志コーチの元で練習に励んでいる。24年パリ五輪を最大目標に置く中で、だからこそ今大会へ向けての特別な強化策は行わずに現地入りした。「ここからパリまで努力しないと勝てないので、帰ったらまず加藤コーチとの泳ぎ込みを頑張る」と、表情に悲壮感はない。

今大会では200メートル個人メドレーがまだ残っている。「200メートルでは決勝でいい泳ぎをしたい」と前向きに話した。