東京オリンピック(五輪)スケートボード女子ストリートで史上最年少の金メダルを獲得した西矢椛(14=ムラサキスポーツ)が24日、24年パリ五輪の予選大会第1戦(26日開幕、イタリア・ローマ)に向けて出国した。

成田空港で取材に応じた西矢は「(海外の)友達と会えるのが楽しみ。楽しく滑りたい」と意気込みを語った。24年パリ五輪の予選に位置づけられる今大会。2年後は2大会連続のメダル獲得も期待されるが「パリは出られたらいいくらいで、目指しているわけじゃない」と無欲を強調した。

男子ストリートで同じく東京五輪代表の白井空良(20=ムラサキスポーツ)は「(予選の)初戦で緊張はするけど、これが全てじゃない。追い込まずに楽にいきたい」とリラックスした様子で語った。

7月に開幕する世界最高峰のプロツアー、ストリートリーブ(SLS)の本戦出場も決まっている。東京五輪では予選9位で決勝進出を逃し、悔しい経験となった。白井は「オリンピックは影響力が違った。(金メダルの堀米)雄斗が優勝して、人生が変わる瞬間を見てすごいと思った。東京五輪はいい結果じゃなかったので、今からパリのことを考えて滑りたい」と話した。