フィギュアスケート男子の北京オリンピック(五輪)個人銀、団体銅メダリストの鍵山優真(19=オリエンタルバイオ/中京大)が30日、新ショートプログラム(SP)をイープラスのチケット制ライブ配信サービス「Streaming+」で初公開した。

「鍵山優真・住吉りをん2022新プログラム披露スペシャル!」と題した1時間番組の中、異例の有料配信の形で22-23年シーズンのSP曲「Believer(ビリーバー)」をお披露目した。イマジン・ドラゴンズのロックを、カナダのシェイリーン・ボーンさんに初めて振り付けしてもらい「好きなところは冒頭。鎖から解き放たれ、俺はここにいるぞ、と開始5秒でお客さんを引き込めると思う」と自信を見せた。

6月に米ロサンゼルスで5日間の専属レッスンを受けており「今年のテーマは進化。自分の可能性を広げるために、どんどんチャレンジしたい」と、ボーンさんとの初セッションを楽しんだ。

また、新フリープログラムの演目も発表した。同じくカナダのローリー・ニコルさんに振り付けを要請したピアノ曲「Rain, in Your Black Eyes(レイン、イン・ユア・ブラック・アイズ)」。3季連続のタッグとなるが、コロナ禍で過去2季はリモート。初めてとなる直接指導を5月にカナダ・トロントで受けた。

エキシビション曲は鈴木明子さんが手掛ける「Underground(アンダーグラウンド)」に決まった。ジャンプは昨季からの4回転ループに加え、高難度の4回転ルッツにも挑んでいることも報告した。【木下淳】