女子シンクロ板飛び込みの金戸凜(セントラルスポーツ)三上紗也可(日体大)組が日本勢で初の銀メダルをつかんだ。

日本飛び込み史上初の世界選手権銀メダリストとなった金戸凜(セントラルスポーツ)の父恵太さん(55)が「飛び込み一家」初の世界メダルを喜んだ。母幸さんは審判として帯同したが、父は自宅で応援。「予選で少しミスしたので、安田コーチを通じてアドバイスした。3本目が成功して、うれしい」と話した。

祖父母、両親に続く3世代の五輪代表を目指した凛だが、負傷でかなわず。リハビリを続ける娘の努力を見てきているだけに「神様も見ていてくれた。五輪に出ることよりも、世界のメダルの方が、100倍うれしいはず」と健闘を称えた。

日本水連の飛び込み委員長も務めただけに、飛び込み界の将来にも期待した。「シンクロのメダルを重圧に感じず『おれもとる』と集中できるのが玉井の強み。来年の福岡と24年のパリが楽しみです」と話していた。