【アナハイム(米カリフォルニア州)28日(日本時間29日)=斎藤庸裕】ベーブ・ルース以来104年ぶりの「シーズン2ケタ勝利&2ケタ本塁打」はまたも持ち越しとなった。エンゼルス大谷翔平投手(28)が、レンジャーズ戦に「1番DH兼投手」で出場し、6回8安打2失点で今季6敗目を喫した。6試合連続の2ケタ奪三振となる11三振を奪ったが、大谷は打者として先制機で凡退した自らを責めた。

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21年の東京五輪サーフィンで銀メダルを獲得した五十嵐カノア(24)が、試合前の始球式を務めた。エンゼルスタジアムから近い海沿いの街で生まれ育ったが、同球場での野球観戦は初。大谷と面識はないが、世界を舞台に戦う選手として「日本人のアスリートがアメリカに来て、アメリカのスーパースターになるのは本当に難しいことなので。大谷選手はヒーローですね」と刺激を受けていた。