東京オリンピック(五輪)パラリンピックのメダリストらが、誰もが夢を抱き、挑戦できるスポーツの環境作りのために集結だ。

電機メーカーの日本電気(NEC)は18日、都内で会見。東京五輪スケートボード男子ストリート金メダルの堀米雄斗(23=ミクシィ)、東京パラリンピック車いすテニス男子シングルス金メダルの国枝慎吾(38=ユニクロ)ら4選手と、共同プロジェクト「NEC+CHALLENGE PROJECT」を発足させた。

NECと4選手がタッグを組んで、国籍、性別、障がいの有無など関係なく、誰もが夢を抱き挑戦できる機会をつくっていく。それが、このプロジェクトの目的だ。堀米は「東京五輪でスケートボードも少しずつ認知度が上がってきた。このプロジェクトを通じて、もっと広めていきたい」と、スケボーのおもしろさを伝えたいという。国枝は「日頃からチャレンジ、挑戦がテーマなので、このプロジェクトとマッチする」と共感した。

また、ともに挑戦する人々に、座右の銘として、堀米は「Not Done Yet」を、国枝は「オレは最強だ!」を送った。堀米は、「満足したら自分の中で終わり。大会の決勝の時とか、あと1歩のところとかは、この言葉を思い出す」と、常に先を見る。また国枝は、常にラケットに書いてある「オレは最強だ!」という自らを奮い起こす言葉を上げた。

11月12日に、国枝が、陸上で東京パラリンピック代表の中西麻耶(37)と、同月18日に堀米が、東京五輪クライミング女子複合銀メダルの野中生萌(25)とともに、競技体験イベントとトークショーを行うことからスタートする。