日本財団パラスポーツサポートセンター(パラサポ)のスペシャルサポーターで、国際パラリンピック委員会(IPC)特別親善大使を務めるタレントの香取慎吾(45)が、パラスポーツへの支援継続を宣言した。23日、都内で自らが企画したプロジェクトで募集した寄付金3900万円の全額をパラサポに贈呈した。

同プロジェクトは21年9月に実施。パラサポのエントランスに香取が描いた壁画を『NFTアート』として参加者に付与する仕組みで、1点3900円で限定1万点として募集し、わずか1日で完売した。この日の贈呈式に出席した香取は「東京パラリンピックは終わりではなく、始まりだと思っています」と話した。

香取は稲垣吾郎、草なぎ剛とともに17年にスペシャルサポーターに就任。18年には応援ソングの売上金額の全額2300万6214円を寄付している。東京パラリンピック開幕から24日で1年。企業の協賛が縮小傾向にあると言われる中「次は何をしようかなと思っています。自分はアートもするし歌も歌う。楽しくサポートしていける形をつくっていければ」と支援継続を明言した。

寄付金3900万円は、約1400万円がIPCに寄付されて世界規模での普及・振興に活用され、約2500万円が国内のパラ競技団体の大会運営などに活用される。【首藤正徳】