現役復帰に意欲!? 

卓球で21年東京五輪混合ダブルス金メダル水谷隼氏(33)が26日、神奈川・カルッツ川崎で行われた「木下グループカップ2022レディース大会」のスペシャルイベントに出演した。

200人を超える参加者に見守られ、Tリーグ「木下マイスター東京」の及川瑞基(25)とエキシビションマッチも実施。6-11で敗れたが、現役さながらのプレーを披露し「卓球って…ハードですね。(体重が)10キロぐらい落ちた気分。きついけれど楽しいです。卓球をするたびに『現役に戻りたいな』と思います」と素直な心境を明かした。

スペシャルイベントでは返球技術「ストップ」の後の流れなどを実践。卓球に取り組む女性たちに「意識するのは(ストップの後の)戻り。体が前に入る分、すぐにニュートラルな体勢に戻らないといけない」などと具体的に助言を送った。サインボールをプレゼントするシーンもあり、参加者を存分に楽しませた。

「木下グループカップ」は地域を大切にする取り組みとして企画され、Tリーグ「木下アビエル神奈川」の平野美宇(22)らも駆けつけた。トップ選手が参加者に対し、ワンポイントアドバイスを行うレッスンも盛り込まれた。

倉嶋洋介総監督(46)は「地元から卓球のファンを増やしていくイベント。選手もみんな『ぜひ!』と言って参加してくれる。シーズン中もタイミングがあえばやっていきたい」と意気込み、男女ともに9月10日に控えたTリーグ開幕(東京・大田区総合体育館)に向け「(チーム作りは)6割ぐらい。2週間で残りの3~4割を埋めたい。そこは全然心配していません」と言い切った。【松本航】