バスケットボールBリーグ1部レバンガ北海道に新たに加入したブロック・モータム(31)とアレックス・マーフィー(29)の2選手が29日、札幌市内で22-23シーズン契約会見に臨んだ。

208センチのパワーフォワード(PF)モータムは元オーストラリア代表で、16年リオデジャネイロ五輪に出場。現在、代表からは引退しているが、リトアニアやトルコリーグで優勝も経験しており「インサイド、アウトサイドと幅広くプレーできるし試合を読むことができる。優勝した経験も生かし、チームの勝利に貢献出来たら」と意気込んだ。細かい数値目標も定め「毎年目標はフリースロー90%、フィールドゴール50%、3点シュート40%。すべて決めるつもりでシュートを打つが、今季もそういう数字を目指してやっていきたい」と、思い描いた。

206センチのPFマーフィーは21-22シーズンはB2福島でプレー。「また日本でプレーできてうれしい。日本のリーグはアップテンポでアジアの中でもレベルが高い。B1でも守備、攻撃時の機動力を生かしたい」。父が米国人、母がフィンランド人で両国の国籍を持つ。フィンランド代表歴があり「代表チームがW杯出場を決めてうれしい。チームの勝利同様、W杯でプレーすることも目標とした」と、強い口調で話した。

マーフィーは既にチームに合流。モータムは30日からの帯広合宿から合流する予定になっている。日本生活が初めてのモータムは「楽しみ。和食やイタリアンが好きなので是非、おいしいレストランがあったら紹介してほしい」。北海道生活が初めてのマーフィーは「みそラーメンとサウナが好き。北海道でもいいところがあったら行ってみたい」。日本文化や北海道での暮らしを堪能しながら、少しずつチームにアジャストしていく。【永野高輔】

◆ブロック・モータム 1990年10月16日生まれ。ワシントン州立大卒業後、イタリア、オーストラリア、リトアニア、トルコ、スペインでプレーし、21-22シーズンはフランス1部ASモナコに所属。3点シュート成功率38・6%と高い数字を残した。14~16年オーストラリア代表。14年W杯、16年リオデジャネイロ五輪出場。208センチ、111キロ。パワーフォワード。背番号は12。

◆アレックス・マーフィー 1993年6月3日生まれ。米国ノースイースタン大卒業後、フィンランド、ハンガリー、スペインでプレー。米国とフィンランドの2つの国籍を持ち、フィンランド代表歴を持つ。21-22シーズンはB2福島でプレー。206センチ、104キロ。パワーフォワード。背番号は5。