国際スケート連盟(ISU)は11日、今月開幕するグランプリ(GP)シリーズの出場リストを更新し、渡辺倫果(20=法大)が第2戦スケートカナダ(10月28~30日、ミシサガ)のリストに新たに加わった。

昨年末の全日本選手権6位の渡辺は、今季休養を発表した樋口新葉に代わり、第5戦NHK杯(11月18~20日、札幌・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)の出場が、先日決まっていた。

大会に向けた9日の記者会見では「GPシリーズ自体も、ジュニア時代を含めて初めて。私でいいのかなと思うところはあるんですけど」としながら、「去年の全日本の成績を踏まえて、大きな大会のチャンスをいただけるようになった。このNHK杯を機に、別の大きな大会にも出られるように頑張りたいです」と誓っていた。

9月のISU公認チャレンジャーシリーズ(CS)ロンバルディア杯で初優勝を飾った。トリプルアクセル(3回転半)も武器に、日本女子で歴代7位(18-19年シーズンのルール改正以降)の合計213・14点を記録。世界的な評価も高まる中で、注目のGP2試合となる。