関西学生アメフトで、7年ぶりの甲子園ボウルを狙う立命館大が26日、滋賀・草津市内で練習を公開した。4勝同士の激突となる関大戦(30日、ヨドコウ桜スタジアム)は王者関学大への挑戦権をかけた試合だ。 負けられない戦いを前に、藤田直孝監督(50)は「甲子園ボウルに出場できず、チームとして危機感を持っている。挑戦者として愚直に1試合1試合戦っていきたい」と意気込む。

関大の強さは認めているが、これまで培ってきたことに対しては確かな自信を持っている。

RB山崎大央(だいち、2年)は「(立命館大の)RBは日本一の能力と技術を持ってる」。QB庭山大空(3年)は「負けるパターンは把握しているので、そうならない一手をとるだけ」と自信を口にした。

守備の最前線で体を張るDL泉恭輔(3年)も強気だ。「僕、個人としてですけど、関大になめられてるなと思っているので、伸びきった鼻をへし折りたいと思います」

立命館大は、伝統的に相手攻撃陣を圧倒する守備が持ち味。泉は「関大OLのレベルは違うと思うけど、こっちも学生最強DLなんで」とプライドをにじませた。大学3年間で40キロ増量して体重は約130キロ。食事1回で2~3キロの量を食べて、力をつけてきた。

昨季は18-17の辛勝も、今季は大勝を狙う。「心を折るくらいのヒットでペースを持ってきたい」と目を光らせた。【竹本穂乃加】