昨年準優勝で今季インターハイ優勝の京都精華(京都)が、東京成徳大高を退け準決勝進出を決めた。

序盤は相手の粘り強い守備で188センチの留学生ウチェ(3年)らの得点を抑えられたが、2年生の八木悠香らの活躍で徐々に点差を広げた。相手のプレスが緩んだ後半はウチェが立て続けに得点を挙げるなど、点差を広げ39点差で圧勝した。

ウチェの31得点に次ぐチーム2番目の15点を決めた八木は「今日の相手は最初から当たってきて、自分も力が入る部分があったけど、コーチから『もっと力を抜いて楽にやれ』と言われてから、自分がもっと攻めることができました」と笑顔で話した。

昨年は決勝で桜花学園に敗れたが、八木は1年ながらメンバー入り。準決勝では桜花学園を破り勝ち上がってきた東海大福岡と対戦する。「明日もウチェさんのマークが厳しくなると思うので、自分にパスしていいよと積極的にやりたい。優勝だけみるんじゃなくて、まず明日の試合に勝つこと。去年悔しい思いをしているので、最後に笑顔で終われるように頑張りたい」と話していた。

◆テレビ放送 女子決勝は28日正午からBS朝日で、男子決勝は29日午後1時からテレビ朝日系で、ともに生放送