フィギュアスケート男子の冬季オリンピック(五輪)2連覇王者で、今年7月にプロ転向した羽生結弦さん(28)が28日、日本テレビ系「news every.」(月~金曜、午後4時50分)に生出演した。

近況として、クリスマスイブに公式YouTubeで公開した新動画の編集作業が公開された。過去の練習で4回転フリップに着氷した時や、補助器具ハーネスを用いてクワッドアクセル(4回転半)を降りた映像などを自ら編集。「30時間くらい、かかりました。イブになった午前1時くらいまでかかったんですが、自分にしかできないことなので。分身がほしいですね」と笑った。

プロ転向後も、競技会に出場していた時以上に練習している理由をMCの陣内貴美子から尋ねられると「別に『落としたくない』とかいう陳腐な理由ではなくて、これ以上、進化しないと見せたい世界が見せられないから。アイスショーで氷上に1人だけというのは初めてですし、そういう意味でも体力は必要。この前のアイスショー(プロローグ)だと8本あって、実は1本でも倒れてしまうくらい、きついので」と挑戦のレベルの高さを口にした。

2月26日には、スケーター初の東京ドーム単独公演「GIFT」が控える。「とりあえず、いや、急ピッチで演出とかの準備をしています。だいたい演技することは決まってきたんですけど、新プログラムを作ります」と明らかにし「自分で振り付けをしたり、頼んだり」とも報告していた。

番組の中では、来年から新コーナー「羽生結弦 伝えたい、思い」が設けられ「スペシャル・メッセンジャー」に就任。数カ月に1度のペースで出演することも発表された。