女子テニスで元世界ランキング1位の大坂なおみ(25)が12日、妊娠を公表した。自身のSNSで、エコー画像の写真と共に英語と日本語のメッセージを投稿し、妊娠したことを発表した。

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国内女子ゴルフツアーでも、ママさんプロが奮闘している。ツアー通算23勝の横峯さくら(37)は21年2月に第1子となる長男桃琉(とうり)くんを出産。出産から4カ月足らずの5月末、異例のスピード競技復帰を果たした。「ママでも優勝を目指して頑張りたい」と話している。

昨季はシード権を獲得できず、1次予選会にも出ない選択をした。「トレーニングに時間をかけ、環境を整える」とした。新シーズンのツアー前半戦は主催者推薦の試合に出場。出場できる試合で結果を積み上げてリランキングの順位を上げ、後半戦出場権獲得を目指す。

大西葵は21年8月に第1子となる男児を出産。産休制度を利用し昨シーズン開幕戦からツアー復帰した。

 

「ママさんV」のハードルは高い。88年のツアー制施行後、出産後、優勝した主な女子プロゴルファーは森口祐子、樋口久子、木村敏美、山岡明美、塩谷育代、若林舞衣子らがいる。出産から復帰後、最初の優勝までは樋口の27試合目が最も早かった。出産後の勝利数は森口の11勝が最多。

若林が当時33歳だった21年7月、GMO&サマンサ・カップで「ママさん初V」を果たした。19年4月に第1子の長男龍之介くんを出産。20年6月に産休制度明けでツアーに復帰した。ママさん初V時には、2歳になった龍之介くんも来場していた。