愛知・愛工大名電高2年の萩原啓至が初優勝を飾った。決勝で中学3年生の松島輝空(そら、木下アカデミー)に3-2(11-6、7-11、12-10、6-11、12-10)で競り勝った。最後の得点を取ると天井を向いて倒れ込み、3度目の準優勝となった松島は脱力しながら椅子に座り込んだ。

萩原は22年夏のインターハイ男子ダブルスで優勝を飾った実力者。最終第5ゲーム、9-10でマッチポイントを握られても、回り込みながら得意のフォアで攻めきった。3連続得点で優勝をたぐり寄せ「2個下なんですけれど、実力は松島さんの方が上。年下と思わず、自分がチャレンジャーの気持ちで向かっていって良かったです」と喜んだ。

一進一退の攻防を制し、ジュニア日本一の座をつかんだ。【松本航】