SC軽井沢クラブ(1次リーグ4位)が大逆転勝利の波に乗り、初の決勝進出を決めた。スキップの金井亜翠香(あすか、21)は「ここまで来たからには諦めずにファイヤーしたい」と手を突き上げ、クラブの合言葉で優勝を誓った。

午前に行われたプレーオフでは、3日にロコ・ソラーレに勝利したフィロシーク青森(同3位)と対戦。第6エンド(E)終了時点で1-8とリードされたが、第7Eに3点、第8Eに5点を奪って逆転した。7点差をひっくり返し、11-9でものにした。

午後の準決勝では、前回準Vの中部電力(同2位)との“長野対決”に挑んだ。6-6で迎えた第10Eのラストロック。金井がハウス(円)の中心にある相手ストーンを冷静に押し出した。7-6で勝利すると、男子で決勝進出を決めていた同クラブの山口剛史(38)とグータッチを交わして喜び合った。連勝で決勝進出に、金井は「下からはい上がっていく気持ち良さがある」と爽快な笑みを浮かべた。

5日の決勝では、北京オリンピック(五輪)銀メダルのロコ・ソラーレと対戦する。1次リーグで4-15と大敗した相手との大一番へ「ここまできたからには優勝したい」。強敵を倒し、男子とのダブル優勝をつかみ取る。