バスケットボール男子で新設の東アジアスーパーリーグ(EASL)が1日、宇都宮市の日環アリーナ栃木で開幕する。

EASLのマット・ベイヤー最高経営責任者(CEO)がこの日、同会場で会見し、「2025年までに世界の3大バスケットボールリーグにする」と、初開催となる同大会をアピールした。

東アジアの強豪8クラブが王座を争う大会で、Bリーグからは昨季王者の宇都宮ブレックスと準優勝の琉球ゴールデンキングスが出場。韓国、フィリピンなどのクラブが参加し、地域の競技力向上やバスケットボールファンの拡大につながることが期待される。ベイヤーCEOは「使命とビジョンは常にアジアにバスケットボールのプレミアリーグを設立し、この地域のスポーツの活性化をすること。ベストリーグのベストチームを連れてきました」と胸を張った。

16年から、アジアのトッププロバスケットボールクラブを対象として年間を通じて行う「チャンピオンリーグ」型競技大会の設立を構想。20年に国際バスケットボール連盟(FIBA)と10年間の契約を結んだ。将来的にはサッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のような大規模大会を目指しており、ベイヤーCEOは「25年までに金額的にもスケール的にも世界の3大バスケットボールリーグにする」と意気込みを語った。

当初はホームアンドアウェー形式の試合が計画されていたが、今回は日環アリーナと沖縄アリーナ(沖縄市)で5日間集中開催する。初代王座をかけた戦いは、優勝チームは25万ドル(約3250万円)、準優勝は10万ドル(約1300万円)、3位には5万ドル(約650万円)がおくられる。