リズムダンス(RD)で4位だった日本代表の村元哉中(30)高橋大輔(37)組(関大KFSC)が午後のフリーダンス(FD)に向けて、午前の公式練習に臨んだ。

前日は自己ベストに迫る78・38点で、6カ国中4位につけ、日本代表は9点をもたらした。高橋は「最初から最後まで自分たちにとってはすごくいいパフォーマンスが出来た。やっとシーズン最後に、リズムダンスをきれいに締めくくれてよかった」と高揚。村元も「このリズムダンスのスタートで、(日本代表に)いい流れを作れたんじゃないかなと思います」としっかり役割を果たした。

カップル結成3季目の最終戦、最終演技は、高橋が「終わった後にここにつながってたのかなって思えるような演技ができれば」と見据える時間になる。

会場の東京体育館は、シングル時代の07年の世界選手権で、日本男子初の表彰台となる銀メダルをつかんだ場所。当時のフリーは、今季FDと同じ「オペラ座の怪人」だった。「すごい奇跡的だな」と本人も驚く。さらに今大会のリンクサイドには当時のコーチだった長光歌子コーチが立つ。16年の時を経て、さまざまなつながりが重なる。

FDは午後5時25分開始、村元、高橋組は同5時47分に演技開始予定となっている。