新潟アルビレックスBBは同じ中地区の首位川崎ブレイブサンダースに83-96で敗れ、2連敗を喫した。

SFロスコ・アレン(29)が29得点をマークするなど第3クオーター(Q)に追い上げるが、第4Qに再び突き放された。B2降格圏の全体最下位の24位から浮上できずに、このカードを終えた。B1残留圏の22位滋賀レイクスも敗れたが、滋賀との4ゲーム差を縮められなかった。

試合終了直後、アレンはぶぜんとした表情でコートから去った。「3、4Qで勝つチャンスは十分にあった。それだけに悔しい」。第3Qには3連続で3点シュートを決めた。第4Qは11得点と、この日の29得点中、後半に20得点を集めた。チームは前半で15点差をつけられたが、第3Q残り2分19秒で2点差まで追い上げた。それでも勝てなかった。アレンが得点する以上に川崎のCニック・ファジーカス(37)に41得点を許すなど、相手のキーマンを抑え切れなかった。ファジーカスには第4Qに14点を奪われて反撃ムードを断たれた。

22位滋賀の連敗に付き合うように新潟も連敗し、残りは7試合。次節19日は中地区2位の横浜ビー・コルセアーズとアウェーで対戦する。主将のPG渋田怜音(24)は「下を向いている暇はない。相手以上の気持ちで戦う」。【斎藤慎一郎】