競泳で16年リオデジャネイロ五輪(オリンピック)男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介氏(28)が、海の底のごみに驚いた。

16日、7月に行われる世界選手権(福岡)のユニクロドリームキャプテンの活動の一環で、ごみ拾いをスポーツ感覚で楽しむ「スポGOMI」に参加。同選手権でオープンウオーター(OWS)などの会場になる福岡・シーサイドももち海浜公園付近で、地元ダイバー4人を含む84人の参加者と、ごみ拾いを行った。

4グループ対抗の団体戦も実施され、説明の後は「ごみ拾いはスポーツだ!」のかけ声とともに競技がスタート。萩野氏も小学生2人とチームを組み、ごみを拾った。その後はダイバーチームと力を合わせて、海底ごみの引き揚げも経験。自転車や釣り網などもあり「一体どこから、このももち浜にたどり着いたんだ? こんなにきれいな海の底に、ごみが眠っていたとはビックリです」と驚いた表情だった。

制限時間45分間で集まった、ごみの総重量は157・26キロ。参加者からは「世界水泳にはいろいろな国の選手が集まるため『福岡はきれいな街』だと思ってもらいたい」「萩野さんは体力があるから、たくさんごみを拾ってくれて感謝です」といった声が寄せられた。