フィギュアスケートのアイスダンスで日本勢最高タイの世界選手権11位と躍進した村元哉中(30)、高橋大輔(37)組(関大KFSC)が、あふれる“ムーラン・ルージュ愛”を語った。

29日はKOSE新横浜スケートセンターでアイスショー「プリンスアイスワールド(PIW)横浜公演」に出演。エキシビションナンバーの「ラヴ・ゴーズ」を演じた。

2人のPIW出演は20年の広島公演以来だったという。当時、アイスダンスへの本格転向直前だった高橋は「3年ぶりにアイスダンサーとして戻ってこられて、すごく新鮮な感じもありつつ、PIWもこの3年間、すごく進化しているなと感じて、すごく感慨深かったです」と振り返った。

お気に入りの演目の話題になると、2人は「ムーラン・ルージュ」で一致。第1部の最後にPIWチームが滑っていた演目だった。村元は「ムーラン・ルージュが本当に大好きなので、1部の最後でキャストが作り上げる世界観がすごく大好きです」と振り返り、高橋も「僕もムーラン・ルージュで。何ならむちゃくちゃ出たい(笑い)」とほほえんだ。

PIWチームのメンバーでジャニーズJr.としての活動経験もある小林宏一(37)とは、同い年の間柄。37歳で現役の高橋は「宏一くんもセリフがあって、歌いながらで『いいなぁ』って…。出る前に宏一くんは緊張していたりしているけれど(氷に)立った時のパフォーマンスがさすが。彼も同期。PIWに入ってからの姿を見ると『彼もいろいろな経験をして、成長しているんだな』とあらためて感じました。僕も負けないようにしたいと思いました」と刺激を力に変えた。

PIWは5月5日まで(5月1~2日は休演)行われる。【松本航】