稲富愛佳、内田桜子組(ミキハウス東京ASC)は292・4375点で2位となった。優勝した広田樹、熊谷日奈多組(井村クラブ)に肉薄したが、およそ8点差で屈した。

家族や友人からの歓声を受け、凜(りん)とした表情で演技開始。神秘的な曲調にあわせ、息のそろった足技などで魅了し、演目のテーマ「ブループラネット」を表現した。

演技後に稲富は「優勝を目標にしてきたので、2位という結果になってしまったことは悔しいです」と静かな声で振り返った。内田も「難度の高い技を詰め込んだので、まだ完璧に見せる演技ではなかった。高さや勢いなど、技の難度以外の部分までは完遂出来ていない」と課題を感じた。

今後は6月に同会場で開催される「チャレンジカップ2023」(8~11日)への出場を予定している。内田は「ベースは出来ているので、もう1つ先の『人に見せる演技』をしたい」と意気込み、稲富も「もう少し難度を上げて、見せる演技ができるように練習して、チャレンジカップでは優勝したい」と誓いを立てた。